令和7年 初期研修医(基幹型)

初期研修2年目 菅 医師(基幹型)

 私は基幹型初期研修医として2年間、松山市民病院で初期研修をさせていただきました。研修した中で良かった点をいくつか挙げさせていただきます。
まず良かった点としては、手技の多さです。研修病院を選ぶポイントとしてよく挙げられる手技ですが、松山市民病院であればまず心配することはないです。採血手技から始まり、CVC挿入や気管挿管など様々な手技を経験することが出来ます。教科書で勉強し、手順ややり方は分かっているつもりでも、やはり手技については回数を多く経験するのが上達への近道だと思います。実際に手技を行ってみて分かることはたくさんあるので、研修医の人数が多すぎず、手技経験機会が多いことは松山市民病院の魅力の一つだと思います。
 前述しましたが、研修医の人数についてもよかった点として挙げられます。研修医が20-30人いる病院であれば中々手技の機会は少なくなってしまいますが、基本的にローテーション中はその診療科につき1,2名で回っているので、症例・手技共に十分に経験できます。また、人数も多すぎないのでローテーションも比較的自由に組むことができ、研修中に自分の興味が変わって、少しローテーションを変えたいと思った際も、柔軟に対応できます。
 救急については、松山市民病院は松山市の救急輪番病院として8日に1回の救急日が回ってきます。研修医は内科、外科それぞれ経験しますが、救急初期対応から入院までの流れや専門科への引継ぎなど様々なことを学ぶことができ、とても勉強になります。
 また診療科同士の垣根が低いというところも良い点だと思います。ローテーション中以外の他科の先生にも相談しやすく、診療をスムーズに行うことができます。
 必修の地域医療では市立大州病院で1か月間研修させていただいたのですが、訪問診療や在宅看護など、地域医療病院でないと経験できない多くのことを学ぶことができ、また上部消化管内視鏡検査を経験したり、外科の手術にも参加させていただき、充実した研修となりました。
 また食堂が美味しいところも良い点です。上級医の先生方も今まで勤務した病院の中で松山市民病院が一番美味しいと仰っているので間違いないと思います。

 色々と書かせていただきましたが、実際に見学してみるのが一番だと思います。特に救急輪番日の見学が実際の雰囲気が分かってオススメです。ぜひ一度見学にお越し下さい。

初期研修2年目 野村 医師(基幹型)

 私は基幹型として、2年間松山市民病院で初期研修をさせていただきました。当院の研修の特色についていくつか紹介させていただきたいと思います。
 まず、ローテーション選択の自由度が高いということです。年間のローテーションスケジュールを研修医で話し合って決めることができ、院内の診療科は基本的に2か月前までに申請すれば変更が可能でした。診療科数も豊富で、産婦人科と精神科以外は当院で研修することができました。これにより、興味がある診療科や実力をつけたい診療科の回数を増やすことができ、将来を見据えた研修がしやすかったと感じています。
 次に、救急対応の力がつくことも大きな魅力でした。当院は松山圏域の二次救急輪番病院であり、8日に1回院内総出の救急日が回ってきます。研修医は主に内科系、外科系、小児科、放射線科の救急を経験することができます。研修医がファーストタッチを行い、上級医の先生方にフィードバックをいただきながら進めていくことが多いです。先生方は基本的に近くにいらっしゃるので相談しやすい雰囲気なのも良かったと感じました。救急日はとても忙しいですが、その分経験できる症例や手技が多く、確実に二次救急対応の実力がついたと感じました。
 また、研修医の数も1学年8人と比較的少人数であるため、手厚いご指導を受けられると共に、症例を取り合うことなく余裕のある研修を行うことができました。
 その他にもオンオフがしっかりしていることや、JR松山駅や市街地に近いため立地がとても良いこと、食堂のご飯が美味しいことなどが当院の魅力であると感じました。
 初期研修に求めるものは人それぞれだと思いますが、当院では仕事とプライベートの両方でバランスのとれた研修ができると感じています。興味を持たれた方は是非一度病院見学に来て下さい。

初期研修2年目 藤本 医師(基幹型)

 私は、基幹型プログラムで2年間研修をさせていただきました。当院での研修の特徴をいくつか紹介致します。
まず1つ目は、ローテーションを自由に組めることです。自分で回る科や研修期間、その順番など自由に考えて研修を組み立てることができました。1年目に必修科をすべて回り、2年目に自分の興味のある診療科を集中的に回ることができます。また2か月前迄ならローテーションの変更調整をしていただけるため、研修希望の診療科を変えたい人、なかなか科を決められない人もいると思いますので、その点では魅力的だと思います。
 2つ目に研修医として習得したい手技や臨床の場を満足に経験できるということです。当院では8日に1回、二次救急輪番日というものがあります。その日は松山市や伊予市の方などの救急患者が当院に来院され、研修医は主に救急車で搬送される患者のfirst touchを行います。そこではcommon diseaseから敗血症性ショック、脳出血・脳梗塞といった緊急性の高い疾患まで幅広く経験できます。検査オーダーなどを行い、結果をその場で上級医と評価し、方針を決めます。また、翌日には救急科・放射線科の先生方と研修医で救急症例の振り返りもしていただき、十分なフィードバックもあります。
 手技についても経験の場が多くあり、採血やルート確保はもちろんのこと、動脈血採取、Aライン、胸腔穿刺、気管挿管、CVC、PICCなど多くの手技を身に着ける機会があります。
また、食堂のご飯がどれをとっても美味しいです。おそらく愛媛県でも一番美味しいのでは…と思わせられるほどのクオリティです。
 また、当院は松山市の中心に位置し、私生活も充実していると思います。例えば、仕事終わりに温泉に行き、帰りに中華料理店に行って、麻婆豆腐を食べるのが最高です。
個人的には松山市花園町にあるハンバーグカレーがとても好きです。
 学生から研修医になり働いてみるとわからないことがきっとたくさんあると思います。「抗生剤2ポートでいいですか?」と聞かれたら「はい」と答えましょう。きっと正解です。
 ここに書ききれなかったこともたくさんありますので、ぜひ一度当院へ見学に来てみてください。お待ちしております。

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