睡眠時無呼吸症候群(SAS)外来のご案内
睡眠時無呼吸症候群(SAS)が高血圧の危険因子であることは早くから知られていましたが、近年では不整脈や心不全などの多くの循環器疾患のリスク因子であることも明らかになっています。
冠動脈疾患患者では約 30%、心房細動患者では約 40-50%に SAS を認めるとの報告もありますが、こういった患者では日中の傾眠などの自覚症状に乏しいことも多くあります。SAS の治療を行うことにより循環器疾患の治療効果が高まるデータも多く存在しますので、SAS は循環器疾患の一つと考え、積極的に検査治療に取り組んでいます。まずは自宅に配送する簡易検査機器で評価を行い、SAS が疑われた場合には 1 泊 2 日入院での終夜睡眠ポリグラフィ(PSG)を行っています。
治療が必要な場合には持続陽圧呼吸(CPAP)治療を開始していますが、慣れるまでは毎週月曜日午後の循環器内科 SAS 外来で専門の看護師からのアドバイスを受けながらの診療を行って、スムーズな導入を図っています。
日中の眠気がある方、あるいはその自覚はないけれど高血圧や不整脈などがある方がいらっしゃいましたら、睡眠時無呼吸症候群かも知れません。
診療日時 ※完全予約制です
月曜日 午後