院内感染対策へのご協力のお願い
患者さんが入院後に新たにかかる感染症を最小限にするために、以下の点につきまして、患者さん及び、付き添いのご家族の方にもご協力をお願いしております。
- 患者さん、ご家族の方、お見舞いの方は、部屋への入退室の際に手指の消毒をお願いいたします。部屋の前に設置してある手指消毒剤はご自由にお使いください。
- 手に消毒剤を出し、両手で乾燥するまで擦り合わせてください。タオルによる拭き取りは不要です。
- 付き添いのご家族やご面会の方が、インフルエンザなどの感染症にかかっている場合など、入室を控えていただく場合がございます。
- 発熱、呼吸器症状(咳・鼻水など)、消化器症状(嘔吐・下痢・腹痛)等のある方は面会をご遠慮ください。
医療安全対策へのご協力とお願い
- 当院では、患者誤認防止を目的に、ネームバンドの着用・お名前を名乗っていただくご協力をお願いしています
- 点滴中の患者さんには夜中も本人確認のため、お声掛けをしてネームバンドでの確認を行いますのでご協力をお願いします。
- 入院中は、医師や看護師など病院職員の指示に従ってください。守られない場合や、入院中に院内での喫煙、飲酒、暴言、暴力等の威嚇行為、物損行為、セクシャルハラスメント、無断外出等があった場合には退院していただいたり、診療を中止することがありますので、ご理解とご協力をお願いします。
- 現金・貴重品はご自身で管理してください。金庫をご使用の際は、必ず施錠をして下さい。当院では、盗難・紛失等の一切の責任は負えませんので、あらかじめご了承ください。
看護師による特定行為の包括同意についてのお願い
特定行為とは、医師の指示に基づいてあらかじめ作成した手順書に準じ、看護師が行う「診療の補助」であり、21区分38行為があります。この行為は特定行為研修を修了し、専門的な知識・技術を身につけた看護師だけが実践可能な行為であり、当院では特定看護師と称しております。
特定看護師が特定行為をするメリットは、看護師が医療チームの一員として患者さんの状態に応じて、タイムリーかつ迅速に適切な医療を提供することにあります。
特定行為の実施について
当院では特定行為研修を修了した特定看護師が、15行為の特定行為を実施しています。
特定行為区分 | 特定行為 |
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呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 経鼻・経口気管チューブの位置調整 |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの) |
侵襲的陽圧換気の設定変更 |
非侵襲的陽圧換気の設定変更 | |
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静剤の投与量の調整 | |
人工呼吸器からの離脱 | |
動脈血液ガス分析関連 |
直接動脈穿刺法による採血 |
橈骨動脈ラインの確保 | |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 |
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 |
脱水症状に対する輸液による補正 | |
循環動態に係る薬剤投与関連 |
持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 |
持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整 | |
持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 | |
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 | |
持続点滴中の利尿剤の投与量の調整 | |
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 |
抗けいれん剤の臨時投与 |
特定行為実施へのご協力に関しまして、包括同意を持ってご了承されたものと判断させていただきます。患者さんは特定行為の実施をお断りになられても治療及び看護上の不利益はございません。特定行為の実施に関して、ご質問・ご意見やご相談がありましたら、主治医や看護師、患者サポート窓口まで気軽にお尋ねください。ご協力をお願いいたします。
学生の臨地実習について
当院は、学生(医学生・看護学生・薬学生・医療系学生)の臨地実習指定病院となっております。この実習は、学生がこれから医療人となるための大変貴重な実習です。
看護学生が患者さんを受け持たせていただく場合は、患者さんの了解のもとに行いますが、看護教育の必要性をご理解いただき、ご協力をお願いいたします。病棟看護師(看護師長または臨地実習指導者)がお願いに伺いますので、よろしくお願いいたします。