形成外科2021/10/21

より美しい目をご希望のかたはこちら

1. より美しい目をご希望のかたはこちら

 当院での眼瞼下垂手術は機能改善のための治療です。目を開けるのを妨げる組織はしっかりと切除・切断します。このため、片目で10ml近くの麻酔薬を注入し、術中からかなりの組織の腫れが生じます。術中の調整は挙筋腱膜の縫合位置、脂肪量のみになります。皮膚の切除は術直前に決定し、取り足すこともなければ、重瞼幅の術中調整も不可能です。また、術後の腫れの期間(いわゆるダウンタイム)もかなり長くなることが多いです。美容外科で行われている計画や調整とはかなり違っています。
 ホームページでも、さまざまな症状をとるための治療を行っているとうたっているのですが、それでも審美面の改善目的で手術を受けようとされるかたも稀におられます。当院での治療結果はこのようなかたがたには満足されません(手術説明で美容手術ではないと明言しているのですが、それでも時に形態不満足、ダウンタイムの長さでクレームがあります)。
 「当院で治療を受けた知り合いの外見が良くなったから」とか、JBPressの掲載写真を見て「こんな目がいい」とか、美容目的では当院を選ばないでください。他の審美面を主眼とした医療施設をお勧めします。ボディビルダーになりたいのに、ウェイトリフティングのトレーニングだけを続けても望む身体にはなりません。

2. 他の施設での重瞼術、眼瞼下垂手術で思わしくない結果になったかたはこちら

 重瞼術、眼瞼下垂手術で眼瞼痙攣、頭痛などの不定愁訴の増悪などが起きることがあります。当院ではこれらの修正手術も行っておりますが、限界があります。
・韓国の美容外科などで徹底的な重瞼作成術を受けると、かなり深部まで癒着瘢痕ができるためほぼ修正ができないと考えております。
・切らない眼瞼下垂手術で深部にまで大きく糸をかける手術や、いろいろな方法で何度も手術を繰り返した場合は、瘢痕切除により、目が開かなくなるリスクがあります。最悪の結果になることも踏まえて手術を行うことになります。
・1~2回の埋没重瞼術、ミュラー筋の前転固定後、腱膜固定術後などはなんとかなることが多いです。ただ、埋没糸を抜糸してしまって、どこに糸があったか分からない場合、瘢痕を取りきれずに残ってしまうと症状も残ります。
・ふたえ幅を修正したい、ひとえに戻したいなどの外見修正は当院では行いません。​

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