糖尿病・内分泌2017/10/18

CGM外来

 平成24年4月にiPro2という機種が発売されたのをきっかけに「CGM外来」を開始しました。CGMとは持続血糖測定器(Continuous Glucose Monitoring )という意味で、皮下に電極を装着し皮下組織のグルコース濃度を測定することにより、3日間連続して5分間ごとの血糖値を評価できる器械です。
 従来の機種は高価な上に壊れやすく、防水機能にも乏しかったため、糖尿病患者さんの日常で検査を行うことは困難でした。しかし、2012年に発売されたiPro2は従来機種と比較して安価なうえに、水泳や入浴などを行っても大丈夫なほどの防水機能も持っており、壊れにくいという特徴を持っています。
 当院では、このiPro2を用いてCGM外来を行っています。単に血糖値を評価する器械としてではなく、血糖値の変動を正確に知ることにより、糖尿病患者さんの治療満足度が上昇するという効果もあるようです3)。月曜日・火曜日の午後に実施しています。

 
3)新谷哲司ら:日常臨床に生かすCGM 「CGM外来の実際」.DITN 417:4, 2012. 

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